
土壌のpHとしては、現在のpHおよび将来の酸化予測pHが不可欠です。
エコスパイス工法の使用量算出にあたっては、これらを考慮する必要があります。
土壌のpH測定として、pH試験方法の相違点を下記に示します。
土粒子、間隙水および空気からなる集合体としての土の界面化学的な性質を反映したものです。
切土・露出した時点では、pH(H2O)が中性でも、酸化の進行に伴ってその後急激に酸性化します。
土壌コロイドに吸着されている交換性水素イオンが水溶液中に交換放出される結果、土の潜在的な酸性の度合いを知ることが出来ます。塩化カリウム法で測定した土のpHは蒸留水懸濁液による値に比べて低くなります。ただし、アルカリ性の土など一部の土では逆転することもあります。エコスパイス工法の土壌判定では使用しません。
土にPyrite(黄鉄鉱)が含まれている場合に空気中の酸素によって徐々に酸化されて硫酸を生成します。
試料採取直後には酸化が進行していないため、蒸留水あるいは塩化カリウム水溶液によって測定しても酸性を示さない場合もあり、後に構造物や植生に多大に被害を及ぼしかねません。そのため土に過酸化水素を加え、硫化鉄の全てを酸化させることによって、土の酸性化を予測することができます。
これら、pH(H2O)、pH(H2O2)、ECの測定を実施し、フローチャートから施工方法、施用量(通常、緩衝曲線により求める)の決定を行います。

※土壌により、5kg/m2を超える場合もあります。