
エコスパイス工法の施工は、特殊な機械を使用することもなく、難しい作業ではありません。
ここでは、作業のポイントを含めて写真で説明します。
fA-Nゼオライトと諸資材の混合には、多くの水を必要とします。
手元で水を調整出来るようにして下さい。

一般的なスラリーポンプ式シーダー吹付機での施工が可能です。ただし、以下の場合には、出力の高い機械を選定して下さい。
1.一割勾配以下・3kg/m2以上の場合
2.曇天での施工
3.吹付面が湿潤状態の場合
4.法面高さが高い場合
上記1~3の場合には、流亡を防止する目的でfA-Nゼオライトスラリーの粘度を高める必要があります。
また、4は、機械能力次第で施工の可否が決定されます。
このような場合、スラリーポンプ式の機械ではなく、客土吹付兼用のスクイーズポンプ式やさらに低圧エアーを入れたエアーシーダー等の機械を選定するようにして下さい。
fA-Nゼオライトは100ミクロン以下の微粉未結晶のため、強風時での作業や手荒に扱うと周辺に拡散します。
したがって、作業時にはマスクおよび手袋を着用し、強風時の作業を避け、乱雑に扱わないように注意して下さい。
1.水を入れる
水は、fA-Nゼオライトの量に対し1~2倍程度必要とします。
例えば1バッチに300kgのfA-Nゼオライトを使用する場合、300~600Lの水と混合します。
なお、1割勾配+3kg/m2以上の施用量では、1~1.5倍量程度の水にするのが適当です。

2.ファイバー、粘着剤、高度化成を入れる
fA-Nゼオライトを入れた後では、ファイバーは分散しません。
よって、まずファイバーを投入し分散させます。このときに粘着剤、高度化成も投入します。
3.fA-Nゼオライトを入れる
fA-Nゼオライトは、微粉末で吸水率が高いことから、一気に投入するとダマになり、分散しません。このため、ゆっくり投入するようにして下さい。

4.調整用の水を入れる
fA-Nゼオライトを入れていくと粘度が高まります。最後に残りの水を入れて調整して下さい。
なお、この粘度の指定値に関する質問も多いのですが、法面勾配、土質、天候によって異なるために決められていません。
エコスパイス工法でfA-Nゼオライト量の管理は、単位面積当たりに施用量を管理する方法がほとんどです。
数回に分けて重ね塗りする場合には、水の量が多いと流亡しやすくなるので、混合時に水分を調整し粘度を高めるようにして下さい。
【良い施工例】
適切な水分量であり、流亡等は見受けられない。この後、半乾き状態になるように養生します。(半日程度)養生後、厚層基材を吹き付けます。

【悪い施工例】
吹付後、定着せずに流れてしまっている。スラリーの水分が多い事が主な原因。流れた上の生育基盤は、地山の影響を受けやすく、植生不良になることが考えられる。

fA-Nゼオライトによる中和機能は、水を介して行われます。厚層基材吹付後、乾燥しないように必要に応じて散水して下さい。
